大阪湾タチウオKINGバトル2018ファイナルレポート
12月16日大阪湾タチウオKINGバトル2018ファイナルが大阪・泉佐野からの出船で行われた。過去最大となる予選参加者数888人からセミファイナルを勝ち抜いた24人と前回大会覇者の辻康雄氏を合わせた25人(1人欠席)で王座を競い合った。
前日の釣果をみてもタチウオは爆釣ムード、集まった名手たちがどれほどのタチウオを釣り上げるのかワクワクが止まらない。
三邦丸の大型船ヴェルデをチャータ―し8時に泉佐野を出港し、一路ポイントの洲本沖を目指す。水深は90~130mラインの深場。
9時頃に仕かけのチェックを終えるとスタートフィッシング。するとすぐさまヒット。朝から活性がかなり高そうだ。
それからもタチウオは釣る人は釣るが、パターンに合わないのか釣果にも少しずつ差が出始める。見ていると誘いはジャーク系、エサはサンマの方がよかった。
11時を迎えると今大会からの試みとなる席替えが行われた。すると後半に入り状況も変わりだす。前半は胴に入った人が苦戦しているようだったが後半は胴でも爆バク。こうなるともう誰が抜き出ているのかわからない。選手に聞いても「40はおるけど…」と釣っている本人でさえ尾数を把握できないほどタチウオが抜きあげられていく。
この高活性は14時のストップフィッシングまで続いた。
正直誰が勝ったのか分からないという状況で、選手もドキドキしているのが伝わってくる。帰港後はいよいよ検量。
クーラーが乗船場の岸壁に続々と並べられていく。大会MCの伊丹章氏の司会の下、1人ずつ二手に分かれ検量が行われていく。検量が終わり、いよいよ結果発表。伊丹氏の「上位入賞者の発表です」の声で結果発表が始まる。
まず第3位は大西勝氏。尾数は61尾。2年連続の表彰台でお見事。第2位は植原由樹氏。こちらも尾数は61尾、長寸差で植原氏が第2位となった。
そしていよいよ優勝者の名前が読み上げられる。6代目キングは吉田昇平氏。釣り上げた数はなんと62尾。1尾差となる熱戦の結果、見事優勝となった。
吉田氏は「大会参加も4回目くらいになり、やっと勝てたという気持ちが強い。ムチャクチャ嬉しい」と話していた。
準優勝の植原氏、3位の大西氏は「来年こそは優勝したい」と来年に向け既にやる気マンマン。
今年も大盛況のうちに閉幕となった今年の大阪湾タチウオKINGバトル。来年は一体どんなドラマが待っているのだろうか。