大阪湾タチウオKINGバトル

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2016.07.22 大会REPORT 『食い渋り』を制するか否か!? 2015年度決勝大会REPORT

テンヤタチウオの「大阪湾最強」を決すべく、大阪・泉佐野に集まった精鋭たち。

 

今年で3年目となる本大会だが、年々参加者の熱気は急加速しており、「予選をトップで勝ち抜く」という「狭き門」を勝ち上がっただけでも誇れることだ。

 

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さて、ファイナル当日の朝は泉佐野食品コンビナートの上丸乗船場に5時半の集合。「いよいよ待ちに待ったファイナル…」という高揚感と緊迫感が入りまじる中、開会式を早々に終え、クーラーチェック後、上丸に乗り込む。
6時半の出船で当日のポイントである洲本沖へは約1時間の航程。仕かけチェックを終えて7時半、いよいよ伊丹章さんから釣り開始の合図。

 

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水深60㍍前後。上丸・村上船長からの第一声は「いっぱい映ってるよ。底から10㍍くらいまでやってみて」。
期待を大いに膨らませるが、底から5㍍ほどで「コツン」。だが、後が続かない。「魚はいるが、アタリが続かない」という今シーズンらしいパターン。
へ先から眺めていると、船上ではポツリ、ポツリ…とタチウオが上がるものの、バラシも多く、なかなか釣果が伸びないファイナリストたち。

 

 

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そんな中、1人コンスタントに釣り続けたのが、右舷トモの福岡隆男氏。

 

 

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アタっている誘いはと聞けば、「電動スローです。我慢の釣りです」。

 

 

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船中ではまだ1尾も釣り上げていない人もいるまま、ポイント移動し、後半へ。

 

 

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水深100―120㍍ライン。

 

反応は80㍍より上。

 

80㍍あたりからアタリがあり、70㍍前後でヒット連発。

 

いよいよ待ちに待った時合!!

 

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ここからは、通常のストップ&ゴーにも反応がよくなり、船上へは銀色の魚体がバタバタ。中にはドラゴン級もまじって上がり(当日最大は中橋氏の126・5㌢)船上を賑わせた。

 

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12時半、伊丹さんから無情の「ストップフィッシング~」のコールがあると、参加者もスタッフも、思わず安堵のため息。
各自のクーラーボックスはスタッフにより封をされ、一路港へ向かう上丸。

 

 

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港で検量が行われ、結果は、

 

 

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優勝・福岡隆男(21尾)

 

準優勝・中村宏之(14尾)

3位・吉ノ元茂樹(14尾)

 

(敬称略)
とにもかくにも、2位に大差を付けて前半からブッチ切った3代目キング・福岡氏の釣りは本当に見事だった。

 

今シーズンの釣りの中でキーワードとなった「食い渋り」、「アタリが続かない」といった状況をいかに打破するかが予選でも大きく勝敗を分けてきたが、ファイナルはまさにその集大成とも言えたのではないだろうか。
「食いがよい時に数を釣る」のはもちろんだが、「食いが悪い時にしていかに釣るか」が予選、決勝ともに勝敗を分けた今大会だった。

 

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さて、結果発表後はたくさんのメーカー協賛による賞品授与、じゃんけん大会などで盛り上がり、本年度大会も幕。

 

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3回目の開催ということで、これまで本大会をきっかけに、一緒に釣りしたり、釣り談義できる仲間ができた人も多いようで、実は自分も、その一人だ。

 

この大阪湾タチウオキングバトルを通じ、釣り人、釣り船、メーカー、ショップ、メディアetc…2016年度もさらに多くの仲間と楽しみを共有できることを願っている。

 

【釣場速報 可児宗元】

 

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※週刊釣場速報2016年1月15日号記事より抜粋